どうも、こんちゃんです。
- 本を読むのが遅い・・・
- 本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう・・・
- 本を読む気になれない・・・
今回はこんな読書の悩みを全て解消したいと思います!
ということで、この記事の内容は読書の本質についてです。
速読法にも触れられています。
早速本題に入りたいところですが、本題に入る前に前置きとして二つほどお話したいことがあります。
Contents
本編の前に
この記事の根拠
1つ目の前置きとして、この内容をどうやってまとめて調べたのかっていうところをお話しします。
僕はももともと速読は得意ではない人間でした。
なので速読に関する本をamazonでレビューが星4以上の評価が良く、実際に売れている本だけを10冊ほど買いそれら全てを読み、YouTubeで動画も沢山見ました。
特にYouTubeでは清水有高さん(多読家。月に1500冊本読破。多読、速読のコーチングで活躍中)やオリエンタルラジオの中田あっちゃん、DaiGoさんなど有名なYouTuberの方の速読に関するテーマの動画もくまなく拝見しました。

清水有高さんはレベルが高すぎて意味が分からないです(笑)
今回かなり体系的に作っているので、速読や読書の本質の全体像もわかると思います。
それに加えて、随所で細い説明もしているのでそれらを見て全体像を理解しながら、より理解を深めていただければいいなと思います。
細かい説明が不要な方は、目次から飛ばしながら見て頂ければと思います。
ちなみにこの飛ばしながら観るっていうのも速読の一つの大事な考え方です。
この記事の目的
2つ目の前提として、このような形式で記事をまとめた理由は、よりまとまった知識を皆さんと共有したいと思ったからです。
一冊の本を読んだレビュー動画(記事)はよくあるけど、10冊+YouTube動画で学んだことをまとめている物が無いですよね。
なので、僕は皆さんの目的にちゃんと添えるように、この記事を書こうと思いました。
皆さんが速読について知りたい時、1冊の本のレビューを聞いただけでは速読ができるようになりませんよね。

世間では新たに知識を習得するためには、最低でも5冊以上読むというのが定番と言われています。
今回はその2冊目以降の本を読み、更に動画でインプットをして僕自身が身に付けた知識を皆さんに共有していきます。
なので、皆さんがまとまった知識を得て、速読の方法や読書の本質をより深く理解していただけたら嬉しいです。
繰り返しになりますが、とても長い記事になっているの目次をうまく活用して読み進めてください。
では本題に入っていきます。
この記事で伝えたいのは速読法ではなくて読書の本質
まずこの記事で一番お伝えしたいのは速読ではなく読書の本質という事です。
何故かというと速読はあくまで手段だからです。
読書は常に速読すればいいというものではなく、内容によっては熟読をした方がいい事もあります。
なので、ここでは読書の本質について速読という手段を使って深いお話ができたらな、と思っています。

ただ実際この中身は速読に関するものが多いです(笑)
この記事を読んで読書の本質と速読の両方の理解が深まればいいなと思います。
- 自分に必要なこと(目的と必要性の見極め)
- 早く読む(効率的に読む)
- 定着させる(実践的に生かす)
ではこれらについてひとつずつ説明していきたいと思います。
読書の本質:目的と必要性の見極め
最初は自分に必要な事をお話ししていきます。
ボリュームとしてはすごく少ないんですが、次のステップに進むうえでとても大事な内容です。
もし分かりづらかったら、何度も繰り返し読んでいただきたいと思います。
目的を明確にしよう
目的を明確にすることは自分に必要なことを学ぶために、すごく大事な所です。でも、手段の速読や実践にとらわれて意外とできていない人が多いですね。
何かを学ぶ時は、目的意識をしっかりと持っていない人が自分も含め本当に多いです。
ここがしっかりできていないと、速読も実践も意味がありません。
というのも、本当に自分に必要じゃないものを学んでも生かせません。そもそも学ぼうとしても必要じゃないから頭に入ってこないんですよね。
本気で読書するためには、必ず目的が必要です。
なので、自分自身でいかに目的を明確にし、読書から何を得て、どうやって活かしていくかっていうのを事前に決めていないと読書する意味がありません。
ちなみに僕の例でいうと、読書はビジネスに生かすためにやっています。
更にビジネスはお金のためと自己実現のためです。
お金は自由のために必要です。
自由な時間を得て家族と旅行に行ったり、楽しいことをしたいからです。
つまり家族と旅行に行ったり楽しいことをするのが、僕や家族の幸せだというふうに定義をしているからです。
このように、僕の読書の目的の発端はビジネスのためですが、最終的には本質的な幸せにつながってくるわけです。
こうして、絶対にビジネスで成功するぞ!というモチベーションをキープしています。
最初に、読書をする時には目的を決めるのが大事だとお話ししました。
そこが明確に決まっていないと読書自体に意味がなくなってしまうほど、目的は大事です。
更に言うと、表面的な目的だけで終わるのではなく、人生の最終的なゴール(ミッション)を想像できているかどうかが大事です。
これらをが一本の線でつなぐ未来をイメージできているかどうかということです。

この線がイメージでできてないと挫折しやすくなっちゃいます。
逆にこの線がしっかりしていると、読書や働き方などにおいて本来の目的の為にがんばろうというエネルギーが自然と沸いてきます。
つまり、読書をするうえで大事なのは何のために読書をするのか(目的)、そして最終ゴール(人生のミッション)がイメージできているかどうか、この2つがカギとなってきます。
最後に僕が読んだ10冊の本の中から、1つの言葉を抜粋させていただきます。
- 「目的は必須であり、読書はあくまで手段です。
読むことは手段で、そこから知識を吸収し、その後自分がどう変わるかが大事である。」 - 「自分に課題や目的がそもそもなかったらいい本には出会えない。」
繰り返しますが、読書は手段です。
読書をするにあたって、まず目的や課題がないといけません。
その目的意識を持ったうえで読書をするから、価値が生まれてくるんです。
なので「本」自体には絶対的な価値はないという事を理解しておきましょう。
ワクワク感をもって定着率アップ
あとは目的があるからこそ必要な情報に気づいて自分のモノにして、活用できるように考えることができるようになります。
皆さん、目的をもって読書をしているときってワクワクしませんか?

僕は幸せになるために本読んでいる時に、めちゃくちゃワクワクします。
なんとなく読んでたらむしろ疲れます(笑)
「楽しく読むこと」は樺沢紫苑さんの著書や様々な方が提唱されていますが、脳科学的にも、楽しく読むことで更に脳が活性化されて定着率が高まるとされています。
楽しみながら読書して定着率も上がったら最高ですよね。
なので、ワクワクしながら読書するためにも、目的はしっかり持っておきましょう。
目的を書き出そう
続いて、目的を決めたらその目的を書き出しておきましょう。
これはDaiGoさんの本やYouTubeでおっしゃっていたことです。
目的って設定してもすぐ忘れちゃうんですよね。だって人間は忘れる生き物なので。
僕自身、ちょっと前に書いた目的も油断するとすぐに忘れちゃいます(笑)
人生の一本線(軸)も忘れちゃうし、ビジネスに具体的にどうやって生かしていくのかっていうもすぐに忘れちゃいます。
だから目的がぶれないように、事前に目的を書き出しておいて、読書の途中などで振り返ってみてください。
この時より具体的に書くように心掛けてください。
会社員の方であれば
「同僚Aや部下Bがちゃんと仕事できるようになるため」
というように、具体的に書いてみてください。
具体的に書くことで、本を読むときにどこを集中して見ればいいのかがわかってきます。
また、書き出すことによって本を読んでいく中で再認識ができるようになり、適当に流し読んでしまうのを防げます。
僕は現在、習慣化やモチベーションに関する本を読んでいます。
そしてその目的は「今のビジネスパートナーと自分のモチベーションが上げて、維持するため」と超具体的に書き出しています。
このように、一緒に働いてくださっている方々のモチベーションをキープしたり、それらを続けていけるように目的をもって読書をしています。
読書の本質:速く効率的に読む
では2つ目の、早く読む方法について紹介をしていきたいと思います。
早く読むための大事な要素が3つあります。
- マインド
- 技術
- ストック
マインド
まず超重要なマインド(考え方)のところから紹介していきたいとおもいます。
読書に対して、しっかりとしたマインドを持つためにいくつかポイントがあります。
スキミングしながら読む
スキミングとは必要なところだけを読むということです。
本を買って読む時に、僕たちはお金払ってるぶん、全部を読まないと損したような気持になりがちです。
でもそれでは「本」が主体になってしまっているという事です。

読書というのは「僕たち自身」が主体で読まないといけないわけです。
これは僕はできていませんでした。
つまり、「何のために本を読んでいるのか」ということを明確にしておくことです。
僕たちが読書をする時、そこには必ず目的があります。
なので先に説明した目的を達成するために、必要なところだけをより集中して時間をかけて読んでいきましょう。
本はサービスの一つ
繰り返しますが、本を買ったからといって全部読む必要は全くありません。
何らかの目的があって買ったのですから、必要なところだけ主体的に読めばOKです。
そもそも「本」という物ははあなたのために書かれた1冊ではないのです。僕のためでもないです(笑)
では、何かというと本の出版は一種のサービスであり、結局はビジネスだからです。
実際僕が読んでいるビジネス書の中には様々な(余計な)情報が書かれています。
それは筆者の自慢話であったり、その本を書くまでの経緯だったりと本当に余計な情報がたくさん入っています。
なので、僕たちは読書をする時は自分の目的に沿ったところだけを読んでいきましょう。
余分なところは勇気を出してカットしましょう。
価値ある1%に出会おう
もう一つ大切な考え方として、本の100%を掴もうとせず、価値ある1%に巡り会うことを意識して読書をしましょう。
なぜなら、どうしたって人間は100%なんて覚えられないからです。
自分にとって本当に価値のある(目的に沿った)ところはたった1%であって、それ以外の99%は言ってしまえば要らない情報です。
このように僕たちは、本の全体からその1%を探すために主体的に読むことで効率的に読書ができるようになります。

これは僕が読んだ10冊のうちのどこかにあったフレーズで、とても印象に残っています
全体の8割を決めるのは2割である、という法則。
つまり全体のうち2割が、残りの8割を決めているという説です。
本も同じような物で、大事な8割を得るために必要な2割に重きをおきましょう。
これらを意識したうえで読書を進ていき、最終的に自分に必要なところを選ぶことができたら、メモに書きだしてください。
そしてメモが取れたら忘れてしまってもOKです。なんならそのメモが手元にあれば本自体も放置して忘れちゃってもいいです。
そのくらい本当に自分にとって必要なところを選ぶという気持ちで読書に臨んでもらえると効率が上がると思います。
人間はどうせ99%は忘れることを覚えておこう
皆さんは頑張って本を読んでも少し時間が経って振り返ってみると「どういうこと書いてあったっけ??」という経験はありませんか?
僕は本当に忘れやすいのでこんな経験がいっぱいあります。
2つ目でも少し触れましたが、人間ってどうせ99%は忘れちゃう生き物です。
人には忘却曲線という物があって、20分もしたら40~50%ぐらいは忘れてしまうようにできています。1時間後には大半は忘れちゃいますし、翌日になったらもう80%忘れてるんですね(笑)
なので、前提として結局ほとんど忘れてしまうのであれば、本当に自分にとって大事なところだけを繰り返して読んで覚えていきましょう。
話は変わりますが、英単語って一回じゃ覚えられませんよね。常に繰り返し反復することで少しずつ習得していくわけです。
しかし、何故か多くの人が読書になると急にそれができなくなります。
一回だけ読み終わって、内容を忘れてしまい、そんな自分はなんてダメなんだと否定してしまっています。
そうではなく読書も英単語と同じように繰り返して読めばいいのです。
とにかく読書の場合は1回で全部を理解しようとせず、価値ある1%を繰り返して読むという事を意識していただければ効率が上がるかと思います。
次の章では技術についてお話ししますが、僕はこれまでにお話ししたマインドが最も重要だと思っています。
技術
続いて早く読むための技術についてお話したいと思いますが、その前に僕が気づいたことをお伝えしておきます。
それは読書は技術ではなく、自然とできるようになるものだという事です。
なのでこの章をでは、「できるようになるぞ!」と意気込まなくても読書を続けていれば自然に身につけることが出来る技術をご紹介していきます。
前述もしましたが、どうせ忘れちゃうんだから自分の目的に沿って本当に必要なところだけを読むこと、そこを何回も繰り返して読んでやろうっていう気持ちが大事です。
この気持ちをもって読書に臨めば、必然的に技術をともなった読み方ができると思います。
なので、大前提としてマインドをしっかり持ったうえで、ちょっとしたテクニックをいくつか紹介したいと思います。
テクニック1:読書の時間を決める
まず最初は読書の時間を決めることです。
人間って時間の縛りがないといくらでもゆっくり行動してしまうんですね。
だから、読書においてもタイマーで設定するってアホらしいって思うかもしれませんが、めちゃくちゃ効果的です。
タイマーを設定するだけ?と思う方は一度、時間を決めて読書をしてみて下さい。絶対に過ぎちゃうんで(笑)
僕は自宅でこのタイマーを設定して読書する方法を実践しています。
すると「そろろそかな?」と思いながら読むので自然と集中力も上がりますし、緊迫感があって、めちゃくちゃ速く読めるようになりました。
または外出先のカフェとかで「1時間に2冊読む」と決めるのもいいですね。
テクニック2:接続詞に注目する
文章の最初にどんな接続詞が来ているのかを注意しながら見ることです。
分かりやすいのが、「しかし」や「つまり」の後に来ている言葉は結論や筆者が言いたいことが書かれていることが多いので、しっかり読むようにしましょう。
テクニック3:漢字だけ読む
文章の中で、漢字だけ読むことです。ひらがなではなく、漢字です。
ひらがなは読むのに時間かかるうえに、表音文字なので言葉に意味はないので読み飛ばしてOKです。
だから漢字だけを見るようにして高速で読み進めていくだけでも、ある程度文章の意味はつかめてくると思います。
テクニック4:キーワードを探しながら読む
キーワードを探すというよりも、キーワードを意識をしながら読むことです。
最初に自分が設定した目的(解決したい内容)に沿ったキーワードを意識して読んでいきましょう。そうして、キーワードの周辺だけを選んでいき、不要な箇所は読まないようにします。
ただこの読み方は新しい知識を入手しづらいというデメリットもあります。
テクニック5:目次や見出しをしっかりと見る
次に目次や見出しをしっかりと見ることです。
早く読むためにはやはり全体像を先に理解することが大切です。
最初から細かいところに注目せず、大木の幹の部分だけを見てから枝葉に進んでいくようにしましょう。
そのためにも目次とか見出しを活用してみて下さい。
テクニック6:最初と最後の5行だけ見る
続いて段落の中の最初と最後の5行のみを見ることです。
段落の中で大事なことは最初と最後に書いてあります。
基本的に文章の構成は最初に主張、その後に理由(具体例)、そして最後にまとめとなっています。
つまりその間(あいだ)の文章は比較的流しながら読んでしまってもOKです。
テクニック7:飛ばし読みOKな箇所は飛ばす
そんなに読まなくていい文章はどんどん飛ばしていきましょう。
例①:先頭部分の筆者の自分語りや自慢話など
これは筆者の権威性を出して、本の信ぴょう性を上げて最後まで読者に読んでもらうために必要だからです。
しかし、我々が知りたい目的には沿ってない話がほとんどなので、冒頭部分の筆者自身の話は特に見る必要ないです。

僕も結構飛ばして読んでいます
例②主張の根拠となる具体例や体験談
テクニック5で説明した事と似ていますが、段落がある中で真ん中のところは理由やデータ、体験談で構成されているのでサラっと読んでOKです。
それよりも先頭と最後に重要な主張が書いてあるので、こちらに時間をかけましょう。
例③煽ってくる箇所
あと、本の筆者は主張の正当性を強調するために色々と煽ってきます(笑)
今回僕が読んだ速読の本だったら、
「早く読めないと無駄な努力をすることになっちゃうよ」とか「読める人と比べると差をつけられちゃうよ」といった煽りが入っていました。
でも、これら全~部、読む必要はありません。
テクニック8:先読みする
最後に読んでいる行の次の行も視野に入れて読むことです。
これは苫米地英人さんとういう方の本に書いてあったテクニックで、ひとつの文章を読みつつ、その読んでいる文章の左側の文章も視界に捉えていくという読み方です。
そうして先読みをすることで、なんとなく全体像をつかめるようになり、次の行からある程度理解したうえで早く読み進めることができるといったものです。
僕はまだ練習中ですが、できるようになったらまたこれは別の記事でポイントやコツについて紹介をしたいと思います。

僕にはまだ難しくて実践できていませんが、
できる方は是非やってみて下さい!
この読み方をマスターすると、ゲシュタルト(全体像)の構成を把握することができるようになります。
一足早く次の文章を読むことによって、全体像が何となく分かってくるようになり、結果的に早く文章を読めるようになると苫米地さんは提案していました。
ストック
3つ目の早く読むためのポイントはストックです。読む本に関する知識ですね。
例えば今回紹介している速読の本であれば、速読についてある程度知識がある人はサクサク読み進めることができます。
つまりストック(知識)があると早く読めて、早く読めるとストック(知識)が溜まっていき、そうすると次の本がまた早く読める、というサイクルを作れるということです。

何だか「卵とニワトリはどっちが先か?」みたいな理論ですよね(笑)
ここで大事なことは、ストックをいかに効率的に貯めることができるかという事です。
そのため取り掛かれる方法をいくつか紹介します。
簡単なものから読む
具体的にはいきなり難しい専門書とかよんじゃなくて、最初は以下の4つくらいが取り組みやすいかなと思います。
- マンガ
- 動画(YouTube)
- 入門書(目次をフル活用)
- 書評
このなかでも、自分が一番簡単だと感じるものから選んでいくといいいです。
その時気になっているテーマについて、一番簡単に書かれている本を読むこと、これが一番効率的にストックを貯める方法です。

僕の1番のおすすめは漫画です!手軽に取り掛かれます!
マンガ、動画から始める
マンガや動画を入り口にする時は、それらを先にざっくり視聴して全体像を掴んでおいて、それから少し難しい本を読み始めましょう。
そうすると本を読むスピードが圧倒的に速くなります。
このマンガを読む方法はオリエンタルラジオの中田あっちゃんも実際にやっているそうです。
その時に気を付けていただきたいのが、書籍のレビューの動画はかなりたくさん出回っていますが全てをじっくり網羅する必要はありません。
むしろざーーっと2倍速くらいのスピードで見るくらいがちょうどいいです。
入門書、レビューを利用する
あと本の目次をしっかりと読んでから本の本題に入ることも、読書に対してハードルを下げるという面において同じことが言えます。
目次を読むと、「中身はこういうことが書かれているんだな」というのがざっくりわかります。
そこを読んだうえで本編に入っていくと、より速く読めると思います。
また、Amazonの本のレビュー(書評)も目次と同じように使えます。
お目当ての本があったら、ざっとレビューを見てから本読むようにしてみて下さい。
これは実際に購入する前なのでお金もかかりませんし、色々な方の視点から評価されているのでいちいちレビューを探す時間の節約になります。
すると、ある程度知識が頭に入った状態で本を読めるので、かなり速く本読むことができるかなと思います。

本を選ぶときは僕はこの方法がおすすめです。
同じ本を何度も読んでストック率をあげる
さらにストック(知識)を貯めるためには、1冊の本を何度も繰り返し読み込んでいきましょう。
そうしてストックが貯まれば貯まるほど、本を読む速さは速くなっていきます。
ここで佐藤優さんのストックを増やす方法をご紹介します。
まず最初は、5分で目次と全体像を掴んで最低限のストックを貯めるために読みます。
次に、2回目は15分かけて全てをザッと読んでいきます。すると1回目でストックを貯めているので、早く読むことができます。
この読み方のコツは、分かるところだけ読めばOKです。
難しいところに時間かけず分かるところだけをつまむように選んでいくだけでも本の全体像はつかめます。
そうして難しく考えずに読み進めることで、次回読むときに高速で読めるようになりますよ。
ぼくはこの読み方を実践してみて3回目なのですが、実際に読むスピードが1回目よりも速くなっており、ストックが貯まっているな、と感じています。
このように1度に時間をかけすぎないことを意識すると、速く読めるようになったり、ストックも貯めることができるようになるのかなと思います。
脳トレ
番外編とし、一つ変わった方法をご紹介します。
それは早く読むための脳を鍛えるということです。
ここでは僕の説明の代わりに1冊の本をご紹介していきたいとおもいます。
それは、園田一真さんの「1日が27時間になる速読ドリル」という本です。
この本は脳を鍛えるためのトレーニングする事が目的の本で、ドリル形式になっています。
内容はざっと、間違い探しやイメトレのための問題が詰め込まれており、問題を解きながら理解を深められます。
そうして問題を解いていって、脳を鍛えていき、結果的に速読ができるようになるよ、といった内容です。
もし興味がある方は買ってみてください。
読書の本質:定着させる
読書の本質の最後のポイントですが、「定着させる」です。
これができないとこれまでのプロセスが全部無駄になってしまうのですごく大事です。これができて初めて読書の価値があるということになります。
定着させるためのポイントは3つあります。
- 知識を体系化して頭に入れる。
- アウトプットをしっかりする
- 反復をする
この中でも反復がすごく大事になってきます。
知識を体系化して頭に入れる
例えば、読んだ本の中から知識を1つ覚えようとした場合で説明します。
知識を葉っぱだとします。何か知識を頭にいれるとき、その知識だけ、つまり葉っぱだけを頭の中に入れようとすると葉っぱは宙ぶらりんな状態なので、頭の中でどこに行けばいいのかわかりません。
すぐに頭の中のフィルターから落ちてしまって記憶から消えてしまいます。
葉っぱを葉っぱとして頭に入れるのではなくて、木として、つまりちゃんと形のある整理された状態で頭の中に入れましょう。もしくは頭の中で木を作っておいてから、葉っぱをつけていきましょう。
そうするとデカい塊として頭の中に入るので、当然頭の中から落ちにくくなるんです。
頭の中で木が組み立てられていると、もちろん定着率も高まるし、自分の中の必要な情報も引き出しやすくなります。つまり、アウトプットがしやすくなります。
この情報が欲しいって言ったときに頭の中で葉っぱが山積みにされていたら、そこから情報を探すのってすごく大変です。
でもそうじゃなくて、ちゃんとした木という形になっていればこの情報が欲しいからこの幹をたどってこの枝をたどって、この先っちょに行けばこの葉っぱがある、というのがわかります。

ちゃんと整理し、体系化して頭の中に入れていきましょう。
知識の体系化はDaiGoさんがすごく詳しく語っています。
DaiGoさんの本にも書かれていますし、youtube、ニコニコ動画でもいつもおっしゃっているので、詳しく知りたい方はDaiGoさんの動画をみるのもいいかと思います。
体系化するうえでのポイント①関連付け
最初のポイントは関連付けです。自分が知っている知識に追加していくということです。
さっきの木で言うと、葉っぱを頭の中にポイっと放り込むのではなくて、自分が既に持っている木につけてあげます。そうすることで記憶が抜け落ちにくくなります。
だから本を読むときには、「これはこのことを言っているんだな、僕が知っているこの知識のこのことを言ってるんだな」と考ながら読むと理解が早まって、さらに深まっていくと思います。
体系化するうえでのポイント②全体像を意識しながら読む
これは常に全体像と部分的なところを往復しながら読むということです。
僕たちがやりがちなのは細かいところにとらわれ過ぎてしまって、筆者が何を言いたいのかという全体像が分からなくなってしまいます。
さっきの木の例で言うと葉っぱの細いところばかりを見て、「結局何の話だっけ?何が言いたいんだっけ?筆者の主張はなんだっけ?」というのを見失ってしまって、頭の中に体系だって格納できなくなります。
だから本を読むときは常に全体像を意識して、全体と細かいところを往復しながら読むことによって、頭の中に葉っぱとして記憶するのではなく木として記憶することができるようになります。
体系化するうえでのポイント③速く読む
3つ目は、僕がこれまで考えたことがなかったことで、速く読むということです。
速く読むことによって知識を体系化しやすいそうです。なぜかというと、速く読んだ方が全体像を理解しやすいんです。
1カ月かけて読むと全体像を見失う
例えば、1冊の本を1か月かけて読むとき、細かいところにしか目がいかなくなって全体像を見失っちゃうことってありませんか?
僕もよくあるのですが、時間をかけて読むと最初の方に書かれていた内容って忘れちゃいますよね。だからより全体像を見失って本当に細かい葉っぱのところしか見なくなってしまい、体系的に記憶することができなくなります。
なので、短時間・超高速でバッ!と読んでしまう方が全体像を意識できて定着率も高くなるというメリットがあります。
速く読むと細部が抜け落ちちゃって理解できないんじゃないかと思う人もいると思います。しかし、実はそうではなくて速く読むからこそ全体像を意識しながら読めて、より理解が深まります。
木の話でいうと全体像の森を常に意識しながら本を読みます。
良い目次を活用する
最初に木として頭の中に格納するという話をしたんですが、その木はどうやってつくるのかというと、体系的にまとまっている目次を活用すれば良いんです。
すごくいい本というのは目次も綺麗にまとまっています。特に学校の教科書です。
中学1年の英語の教科書を見ると、目次は be動詞から一般動詞と網羅的にまとまっています。目次のまま頭に入れると英語の知識がちゃんと体系的に学ぶことができます。
それと同じように普通の本を読むときにも、ちゃんと網羅的に書かれている良い目次を探します。それを自分の頭に入れる木とみなしてそのまま頭の中に入れてしまいます。
他の本を読んだときには、その目次の中にどんどん葉っぱを追加していくイメージで読むと、すごく体系的に頭の中に整理することができます。
良い目次がなければ自分で作ってみる
目次には良い目次と悪い目次があって、なかなか良い木になる目次に出会うことはできません。
例えば僕も速読の本を10冊読んだんですが、まさに速読とはなんぞやっというのが体系的・網羅的にまとまっている目次はほとんどありませんでした。
だから自分で目次を作るしかありません。動画にある「読書の本質」という目次は僕が作りました。僕がもし本を書くのなら、自分で作ったこの「読書の本質」という構成で書くかなと思っています。
だから僕が10冊本を読んで自分でまとめた結果この構成になったので、これが僕の中の木になります。この構造・体系で頭の中に学んだことを入れています。
なので、ぜひ皆さんもこの構造・体系を使って頂ければと思います。
目次は「Xmind(エックスマインド)」というソフトを使って作りました。無料でも使えるので、ぜひ読書の内容をまとめるときに活用してみてはどうかな思います。
すごく頭が整理されてわかりやすいと思います。ノートに学んだことを箇条書きするよりもこっちの方が構造的に書くことができるので、圧倒的に理解しやすいと思います。
なのでぜひ Xmindというソフトは使ってみてください。
アウトプット
アウトプットの重要性については本当にいろんな本が出てたり、youtubeの動画でもたくさんあると思うので皆さんも分かっていると思います。
ですが、アウトプットはすごく大事なので改めて紹介したいと思います。
僕の中でアウトプットのことが書かれた本といえば樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」、神奈川秋則さんの「99%アウトプットを先にしなさい」という本です。
これらの本にも書いてあるんですがアウトプットの比率を高めていくことが大切です。
樺沢さんが確か、理想は2対8でアウトプットを多くしなさいとおっしゃっていて、神奈川さんはインプットよりもアウトプットを先にしなさいとおっしゃっていました。アウトプットをすると当然わからないことが出てくるのでそこを調べてインプットしましょう、という言い方をされていました。
例えば一眼レフのカメラを買ったとして最初にインプット=説明書を読むのではなくて、まずカメラを使ってみましょう。すると使い方でわからないところが出てくるので、その都度インプット=調べましょう。

つまり、アウトプットはたくさんやって、インプットより先にやっちゃいましょう。
僕もこれまでインプットばっかりやってたし、インプット前提のアウトプットだったんで、本を読んでも何も記憶に残らなくて定着できていませんでした。
このアウトプットの重要性というのは本当に読書をする上でもトップ3に入るぐらい大事なところかなと思います。
要約してアウトプットする
具体的にどうやってアウトプットするかというと、本のレビューをamazonで書いてみたり、動画を撮ってみたり、Xmindにまとめてみるのがすごく効果的かなと思います。
あとは、友達に話してみるとか色々とあるんですが、その中で僕が一番オススメしたいのは、Xmindでまとめて、それを動画に撮ることです。これが超効率的なアウトプットになります。
さっき言ったように知識を体系化してXmindにまとめているので、体系的に頭に入れることができて、口に出してみんなに伝ているので当然定着率はすごく高くなります。

本のアウトプットをするのであれば、一番のオススメはXmindでまとめてユーチューブに投稿することです。ぜひやってみてください。
自分にどう生かすか具体的に考える
アウトプットをする時のポイントとしては、本の要約をするだけじゃなくて自分がどうやって生かしていくのかを具体的に書いていくことです。
これは最初にも紹介した、何のために読んでいるんですか?にも関係してきます。
本をまとめるために読んでるわけじゃなくて、自分に生かすためという目的があって読んでるので、そこをしっかりとアウトプットすることが大事になります。
目的に沿ったものをアウトプットしましょう。
ちなみに今僕はyoutubeで上げちゃってるので自分にどう生かすかはここには書いていません。別にアウトプット用のノートを作っていて、そこに自分がどうやって生かすのかを具体的に書いています。
自分の言葉で感情をのせてアウトプットする
意見を感情を乗せて自分の言葉で書くことです。
先ほどの「自分にどう生かすか具体的に…」と凄く近いんですが、自分の言葉に置き換えて感情を乗せれば乗せるほど定着率が高くなります。
反復
最後の反復についてお話をしたいと思います。
この反復も今回のテーマの中でものすごく大事で、反復ができていない人というのはものすごく多いと思います。僕もこれまで出来てなかったです。
大体の目安としては1冊の本を3回読むことです。
もちろん、この本イマイチだなと思ったら1回読んで止めればいいし、難しいけどすごくいいこと書いてあるなという本だったら5回も6回も読んでいいと思います。
ただ基本的に目安としては、記憶するため3回読むのが良いと思います。だいたいどの方を見ても平均すると3回ぐらい読むのが良いと皆さん書いてるので、3回がちょうどいいかなと思います。
樺沢紫苑さんも言っていましたが、脳は接触する回数が多ければ多いほどその情報を大事なものだと判断して記憶に残りやすくなるみたいす。
接触頻度の基準はだいたい1週間に3回ぐらいみたいです。だから最初の1週間で3回読むと脳は大事な情報だとを覚てくれるので、僕は最初の1週間で3回に分けて読むようにしています。
皆さんもぜひこれくらいのペースがちょうどいいかなと思うので参考にしていただきたいなと思います。
本の読み方:時間配分
具体的にお話をすると3回に分けているんですが、1回目は15分で読んでいます。2回目が10分、3回目が5分で読んでいます。
速読の本によって書かれている内容が結構違いましたが、この時間配分が僕にとって一番いいと思ったので採用しています。ちなみにこれは上岡正明さんの「死ぬほど読めて忘れない高速読書」という本に書いてあったメソッドです。
他の方のメソッドだと佐藤優さんは、確か最初の5分間で一気に全体像を掴み、ゲシュタルトを構築してから細かいところを読んでいくという感じでおっしゃっていました。
人によってもやり方は違うと思いますが、今回はこの15分10分5分というやり方を紹介するので皆さんもよかったら参考にしてみてください。
1回目:15分で全部読む
まず1回目です。1回目は15分かけて全部読みます。自分に必要なところがどこかを選ぶために全部読みます。
最初にも説明したように本って全部読む必要はないです。目的を達成するために必要なところを読めばよいので、最初は必要なところを選んでいくという作業になります。
15分間で読みながら自分が大事だなと思ったところをドッグイヤーしていくのが1回目です。もちろんストップウォッチでタイムを計ってやります。

ドッグイヤーとは、ページの端を折ることです。
2回目:10分で書き込む
2回目は別の日に行って、1回目に折った大事なページだけを10分で読みます。
そのときに青ペンで書き込んでいきます。
書かれている内容に対して、これは自分だったらこう思うなという意見を書いていきます。ポイントとしては、記憶に残りやすくなるので感情を込めてコメントを書くことです。
例えば僕は「反復」を何回もコメントで書きました。ずっと、英語だとできるものが本になるとできなくなっていたので不思議だなと思っていて、自分は「反復」ができてなかったのかと読みながら思いました。
記憶を定着させるためには反復が大事だということが分かったという感じでメモしました。
そういう形で感情を込めて書いていきます。
3回目:5分でまとめる
そして3回目の読書で、まとめをします。
先程ペンで書いたところを読んで別のノートにまとめていきます。
何をまとめるかというと、実際に僕がまとめたノートは動画で紹介しています。
一番大事なのは右のところに書いてある、自分がどうやって生かしていくのかという項目です。僕の場合だとビジネスに生かすために本を読んでるので、ビジネスにどうやって生かしていくのかを書いています。
ただ今回読んだ本は速読なのでビジネスとは関係ないです。僕が速読の本を読んでる理由は今後ビジネス書を読む効率を高めるためです。だからここには、今後どうやって本を読むのかということを書いています。
ノートの詳しい取り方は上岡正明さんの「死ぬほど読めて忘れない高速読書」に書いてあるんですがざっと説明します。
すごくいい構成になっていて、まずノートを縦に4分割して左から順番に以下のように書いていきます。
- 本を読む目的を書きます
- 本のタイトルを書きます
- 本の中で大事だと思ったエッセンスを抽出して書き出します
- その大事なことをどのように生かしていくのか具体的に書いきます
この順番もすごく面白いなと思っていて、一番左に目的がきてますよね。僕は本のタイトルを一番左に書くのかなと思ったんですが、そうじゃなくて目的が一番左に来ています。なぜかというと、最初に紹介したように本を読むのには目的があるからです。

僕は読書のスピードを上げたいという目的があってたくさんの速読の本を読んだので、やっぱこの順番にも納得できますよね。
もうひとつポイントとして、内容のエッセンスを書くときにあまり書きすぎないということです。
今回は、箇条書きで1冊の本につき1~4つ抜き出しています。
簡潔にシンプルに箇条書きでまとめることが大事になります。あまり長く書いても結局後から見たときに読むのが大変ですし記憶に残りづらくなっちゃいます。
当然それをどう生かすかを書くのが本当の読書のゴール・目的と言ってもいいぐらいです。ここを書いて自分の生活にどう生かしていくかです。
5分間使ってさっきのノートにまとめるやり方が僕にとってすごくしっくりくると思ってるので、このやり方で本を読んでいます。
BOOKではなくBOOKsから学ぶ
最後にご紹介するのがBOOKsという面白い概念です。これは斎藤隆さんの本に書いてあったんですが、本というのは独立していなくて、複数の本で関連しあってるとおっしゃっているんです。
例えば速読の本を10冊買ったんですが、結局全部いってることは同じでした。細かいところが違ったりしても、本質的なところはどれも共通しています。
例えば、速読に反復が必要だ、アウトプット知識を体系活用、目的意識をもって必要なところだけをスキミングしていこう、こういったところはほとんど共通しています。
テクニックのところは結構違ったりするので、僕はテクニックはそんなに大事じゃないかなと思います。
いろんな本を読んでも共通していたり、関連していたりします。BOOKsとは、その関連しあってる本をたくさん読んで理解を深めていくという考え方です。
一冊の本をじっくり読むのではなくて、いろんな本をバーッと高速で回していくうちに共通点が見えてきて、本質が分かるようになってきます。
だからこの反復というのは一冊の本を何回も読むというのもそうですが、同じテーマにつきいろんな本を反復して読むことも大事です。
速読について学ぶなら、「BOOK=一冊の本」じゃなくて「BOOKs= 本たち」から学ぶという考え方が大事になってくると思います。
まとめ
まず本を読む目的をちゃんと決めてから、目的に必要なところだけをスキミングするようにして読んでいきましょう。そうすると早く読めます。
速く読む技術というのもありますが、これはそこまで大事じゃないかなと思います。
読んだものを定着させる時には以下の3つの大事なポイントがあります。
- 知識を体系化して頭に入れる
知識を整理して体系的に頭の中に入れる読み方をしましょう。もしくはXmindを使って構造的・体系的にまとめて頭に入れましょう。 - アウトプットをしっかりする
読むだけで終わらせるのではなくてXmindを作って、自分の言葉で話したり書いたりしましょう。 - 反復をする
人間は読んでも忘れる生き物であることをまず受け入れて、忘れる前提で何回も読んでいきましょう。僕の場合には3回読んでいるので、ぜひこのやり方も参考にしてみてください。
というのが速読の方法であり読書の本質かなと思っています。
僕の場合には3回読んでいるので、読書をする際にはぜひこのやり方も参考にしてみてください。
長くなりましたが最後までご覧頂きましてありがとうございます。
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